俺のギター部屋ブログ

ギターを弾く人の「気品」のようなもの

ときおり「◯◯はギターが上手い」とか「△△は歌が下手だ」などとおっしゃる方に出会います。

私は演奏に限らず、表現に対する評価とは「上手いか下手か」ではなく「良いか悪いか(好きか嫌いか)」でしかないと思っています。

 

ギターを演奏する方にとってギターは上手に弾けるにこしたことはありませんが、他者と自分(あるいは他者と他者)の演奏を「上手い下手」という価値基準で比較するのは、あまり品の良いことではないとさえ思っています。

 

ギターや歌で人を感動させる要素は「上手い」「下手」ではなく、その表現が聴く人にとって「好ましい」か「好ましくない」かの違いだけです。

それは演奏者が衆目にさらされて演奏する理由だったり、一生懸命さだったり、ちょっとだけ人と違う個性だったりで、表現者に優劣をつける絶対的な基準などどこにもないからです。

 

国籍や年齢や性別や家庭環境に関係なく、人はそれぞれのきっかけや理由で、ギターを弾きはじめます。

 

ギターをはじめてしばらく時が過ぎ、大勢の前でなく「大切なたったひとり」の前で演奏してみるのはとても楽しいことです。

あなたの演奏がその時まだ上達の途中だったとしても、その人と自分のために一生懸命に演奏すれば、きっと「良かったよ」と言ってもらえると思います。

 

それはその時のあなたに一瞬だけ、ギターを弾く人の「気品」のようなものが備わるからです。

 

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コメント

  1. 村山まゆみ より:

    楽しく読みました 私も弾き語り初心者です 皆様のLIVEいつか聴いてみたいです

    • NakabayashiToshihiro より:

      コメントありがとうございます。
      聴いていただけるチャンスが今後あればいいですね~

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